研究紀要 別冊
今日、前任校である福井大学教育地域科学部附属中学校(やっぱり長い)の、研究集会があった。
福大附中の場合、伝統的に指導案は2部形式なので、紀要(全体および各教科の理論が載っている)、要項(単元全体の指導案が載っている)だけでなく、本時のみの指導案が配布される。(ちなみに、福大附中では、「指導案」といわずに「展開案」と称する。「展開」するのは教師だけではないということであろう。) 指導案を2部形式にすることで、単元全体のデザインと当日までの実際、さらには実際を受けての教師のリデザインを示すことができる形式ではないかと思う。(といっても、他にこのような形式をとる学校を見たことはないが・・・)
今年は、これにさらに「研究紀要 別冊」というのが加わった。教科領域ごとにあるので、11冊もある。内容は、本年が研究テーマの最終年次であることをふまえており、これまでの紀要原稿の読み直しと、実際の紀要原稿の再録となっている。
読んでみると、これが実に面白い。この5年が同一の教員であった教科の場合は、自らの振り返りとなっているし、複数の教員の交替があった教科については、紀要原稿をもとにしての新旧教員の対話となっている。
個人的に面白いのは、やっぱり交替があった方かな。だって、生の原稿とその意味づけがあるわけで、書いたことをもとにしての対話があるもん。かつて原稿を書いた方としては、そうじゃないよという面もあるわけだけれども、まあpublicly accessible wayとして書いた以上は、それを正当に引用される分には、何も文句は言えないわけで・・・・。
いやあ、それにしてもこの学校、やることが思い切っているね。朝の時点ではどーんと積み上げて配っていたように思うんだけれど・・・。
あ、そうそう、このときの分科会でも何人かの先生に「blog見ています」と声をかけられました。研究集会のレポートも書けたら書きますね。
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コメント
福井大附属中の大会に、私も滋賀から参りました。実践記録としての研究紀要を、研究の節目に教科ごとにまとめ直すこの試みに、わたしもおもしろみを感じています。それぞれの先生の試行錯誤のあとが読み取れ、まさに先生自身の探究の記録となっているところに興味を覚えます。同じ実践者として「そうか、そう考えたのか」「そこはこう考えた方がいいんじゃないか」など、自分も対話しているような気分になりながら読みました。なお、出張で穴を空けたお詫びにと、同じ学年の同僚分の教科分冊を持って帰ったところ、早速英語の先生から「すごく読みやすくておもしろかったから全部読んじゃった」と報告が。その同僚も私と同じ感想でした。
なお、当日の分科会も、一般参加、研究協力者、指導助言者の枠を越えて発言が飛び交い、子どもの具体的な行動を追いかけて深まる議論にとても刺激を受けました。今週は校内で実験的に作っている新教科「情報」(技術科の「情報」よりも広く人文科学を含む内容、週1時間)の研究授業(私の当番)でしたが、子どもの動きに欠け、提案性はあっても説得力のうすいものとなってしまいました。
福井のみなさまのがんばりにはなかなか及びませんが、私も細々とではありますが、教育界への提案を実践の形で重ねていきたいと思います。先生にはお世話になりどうもありがとうございました。
投稿: 舟橋 | 2007.06.09 13:40
コメントありがとうございました。
掲載が遅れて申し訳ありません。
この分冊、今は福井市の学校に配布されつつありますが、なかなか面白く読まれているように思います。
来年の研究集会でまたお会いできることを楽しみにしております。
附属のメンバーもまた滋賀におじゃますることと思いますが、そのときにはなにとぞよろしくお願いいたします。
投稿: halt | 2007.06.29 00:04